90歳の死傷事故がハインリッヒの法則に則っている件

高齢者ドライバーがまた死傷事故を起こしてしまいました。

ただこの事故、よくある高齢者ドライバーの事故とはちょっと違う面があるんじゃないかなと思ったので書きます。

別の記事でこういうのがありました ↓

90歳女、何度も物損事故…「運転好きの印象」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

これをみて、ハインリッヒの法則を思い出しました。

ハインリッヒの法則 - Wikipedia

1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する

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別の記事で息子さんが言ってますが ↓

90歳女、数年前に自損事故か | ロイター

数年前に縁石に乗り上げる自損事故を起こしたという。息子は「重大な事故はなく、運転しても大丈夫だと思っていた」と話した。

重大じゃない事故しかしてないから大丈夫、ってまさにこれですよね。

 

そしてこの言い訳

「赤信号と分かっていたが、急いでいたので通過しようと思った。歩行者がいないのでいけると思った。」

普通のドライバーは絶対考えないようなことを、なぜ複数回事故を起こしていた人が思っちゃったんでしょうか。

というより

こういうことを考えちゃう人だから過去に何回も事故を起こしてるんでしょう。

 

この事故が、他の高齢者ドライバー事故にある「注意力や判断力の低下」を原因としている点と違うのはここで、

おそらくこのおばあさんは年齢関係なく、もともとかなり悪質なドライバーなんだと思います。

 

こういう人は、免許を返上させても、無免許で運転するでしょうね。

「バスが来ない時間帯で急いでいた。先月まで普通に運転していたので大丈夫だと思った。」

とか言って。