グローバル化する世界でこの先生きのこるためには

グローバル化は「方針」ではない

グローバル化を目指します」っていう企業方針を見かけるようになって久しいんですが、この言葉には違和感があります。

選択の余地は無い

グローバル化は地球規模の現象であって、個々の企業の方針にかかわらず強制的に「巻き込まれる」ものです。なので争点は「目指すか目指さないか」ではなくて「対応できるか出来ないか」にあります。

津波が迫ってきているのに「我々は津波に乗るべきだろうか?」とか言ってる場合じゃないですよね。

「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。」(ダーウィン

どんなにドメスティックな産業であっても、そこに需要がある以上は遅かれ早かれ必ずグローバルな競争にさらされます。「グローバル化なんて横文字使われてもピンと来ないし、今の社員が食えていければいいよ」と言っている企業も、結局乗っかっているステージが変わることになるので選択の余地はありません。そういう会社は、買収されればまだいいですが、競争力の高い企業が競合として現れたときには倒産することになります。

グローバル化による競争が世界を良くしていく

資本主義の長所の一つは、強い需要があれば誰かが必ずそれを満たそうと努力するところにある。

ウォール街のランダム・ウォーカー』バートン・マルキール

悲観的な言い方になりましたが、結局それによって需要が効率よく満たされ、世界は良い方向に向かっていくことになります。資本主義の良いところは、人の欲望がボトムアップで世界をより良くドライブしていくところですね。

f:id:smartnewstorage:20180619060603j:image