冬の #ボーナス 発表

www.nikkei.com

ボーナスの時期になるとよくこういう記事が出てきます。

今回も出てきました。なんと冬のボーナスが過去最高とのことです。

こういう記事が出てくると、毎回出てくるのが以下のような意見です

 

  • 大企業しか集計対象になっておらず、大多数の国民生活の実態を表していない
  • 平均を取ることになんの意味があるのか
  • ウチの会社はボーナスなんて出ない

 

最後のに関してはもうご愁傷様としか言えないんですが、、

これって別に、

「お隣さんがいくらもらってるか」をゴシップ的に暴露するものじゃなくて

「最近の経済活動がどういう結果を見せたか」を表しているだけなんですよね。

なので別にこの数字が実態を表しているかどうかではなくて

「同じ指標で定期的にトラッキングしていること」が大事なんです。

 

景気の動向が反映される順序としては

大企業→中小企業→労働者(消費者)の順なので、まず大企業がどうなの?っていうところを見るのは理にかなっています。

そもそも適当にピックアップした中小企業に「ボーナスいくら払ってるの?」って聞くとしても、統計として出すにはそれなりの数を調査しないといけないですし、それをやるだけの労力も計り知れません。そして何よりそこまで頑張ったとして「実態に即した」「お隣がいくらもらってるか」的な数字を出すことに意味はありません。

だから経団連みたいなところが「自分のところはいくら払ってます!」ってサクッと教えてくれて、それが現在の日本の経済の指標になっているっていうのはすごいありがたいと思います。

 

そういう意味だと、新経済連盟なんかも見てみたいですね。既存の経団連よりもフットワークの比較的軽いIT系が集まってるので、規模は小さくてもより鮮度の高い経済の指標になるような気がします。