株主によるfacebookの提訴は不当か

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facebookの株価が暴落したことで株主がザッカーバーグ氏を提訴したというニュース。

これをみて「株なんて自己責任」っていうコメントもありますが、それは確かにそうなんだけど、提訴は不当でもなんでもありません。別に株主であろうがなかろうが、提訴すること自体は自由なんですよね。もっと言えば、facebookの株を買うのも自由だし買わないのも自由。そして株価が暴落したことで経営陣を提訴するのも自由。主張が不当なら負けるだけです。それに、経営陣もこんな裁判起こされないように頑張らないといけないので、中長期的にはこの提訴は意味があると思います。

総務省のウェブサイトがhttps化してない件

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https対応って、通信の暗号化も大事なんだけど「このサイトは本物ですよ」っていう証明にもなるんですよね。なので

各官庁は「安全性に問題はない」と説明している 

 こんなこといってるけどこれって

「自分のところのサーバは問題ないけど、このサイトになりすましてるウェブページにアクセスしてても同じようなページが見れちゃうよ」

ってことですよね。

ウチは問題ないけど、釣られてる人がいても知らないよ

っていう。

ダメじゃん。

相対性理論のせいで孤独を感じる

アインシュタイン特殊相対性理論によれば、早く動く人は時間の進み方が遅くなり、一般相対性理論によれば重力が強いところにいる人は時間の進み方が遅くなります。

 

人間は体積を持っているため、まったく同じ空間に存在することはできませんし、多少なりとも個別に活動します。そのため、ほんの僅かつづですがそれぞれの持っている時計にはズレが生じていきます。まったく同じ時間軸で生きている人はいないわけです。

 

例外は生まれたばかりの赤ん坊と母親でしょうか。同じ空間に存在し、同じ動き(速度)を共有していたため、生まれた瞬間までは時間軸は同じになるはずです。しかし生まれて母親から離れた瞬間から時間軸はズレていくことになります。

 

そして、そういう時間軸のズレは少しずつ大きくなっていきます。例えば私と妻にも、当然それぞれの祖先がいます。例えば平安時代に、何をしていたかはともかく、生きて子供を育てた(少なくとも産んだ)はずです。その祖先同士が仮に当時同じ時間軸で生きていたとしても、1000年ほど経っているわけですから、ズレも大きくなっていることでしょう。

 

そう考えると、私と妻は、私の時間軸で見れば今は結婚していますが、妻の時間軸で見た場合には必ずしも結婚しているとは限りません。パラレルワールドの話ではなく、認識している時間軸のギャップの話です。妻の時間軸が私に比べて過去に位置していればまだ結婚していないのかもしれませんし、逆に妻が私にとって未来の時間軸に生きていれば、もしかしたら離婚している未来に追いつくのが私なのかもしれません。

 

自分がいま見ている妻が、私の時間軸に追いつくまでにタイムラグがあるとしたら。私がいま妻にキスをしたことを妻が認識するのが妻の時間軸ではもう少し後だとしたら。

 

そんなふうに、自分と同じ時間軸で生きている人が誰もいないと考えると、ちょっと面白くて寂しいような、奇妙な孤独感を覚えます。

PTAを取り巻く状況が歪な理由と解決法

子供が小学校に通っていることもあって、PTAとは無縁でいられません。PTA活動、大変じゃないですか?

そもそもPTAとは?

一般的な定義ではParent-Teacher Association、つまり保護者と教師による共同の組織ですが、私の認識では基本的にPTAの役割は保護者による「学校の監視」です。

そもそもの構造として学校と保護者とでは、子供を学校に預けている以上、どうしても学校側が有利になります。誤解を恐れずに言えば「子供を人質に取られている」状態です。

もしPTAがなかったら、子供が学校でどんな生活をしているのかは子供の報告からしかわかりません。年に何回かは運動会や授業参観などで保護者が学校に立ち入ることもありますが、普段の生活の様子を知ることはできなくなります。

なので、PTAとして保護者の代表が学校の運営に関わり、日常的に学校に立ち入り、教師とコミュニケーションをとることで、学校が独自の方針で暴走したりしないよう監視の役割を果たすことになります。

保護者側がどこまで監視できるかは疑問ですが、少なくとも学校側は意識せざるを得ません。PTAのはそういう意味で必要なものであり、乱暴に「なくしてしまえ」とは言えないもの、というのが個人の見解としての前提です。

PTAを取り巻く歪な状況

しかし、やはりPTAの運営は大変です。

どう大変なのかは色々ですが、なぜ大変なのかっていうとPTAは常に素人の集団だからです。基本的に持ち回りで、みんなが一年くらいで交代していきます。未経験の人がPTAになり、慣れてきた頃に辞めていきます。なので、PTAは常に素人の集団になります。

なんでそんな状況になっているかっていうと、基本的には無償だからなんですね。やりたくてやっている人はほとんどいません。給料が出ないので。なので仕方なく当番制になってしまいます。また、不幸にもやる気がない保護者・責任感のない保護者がPTAのメンバーにいたとしてもあまり強制することができません。

また、なぜかPTAでない保護者から敵対視されるケースもあります。PTAの会費集めに対して「なんでそんなものを払わなきゃいけないんだ」と噛み付いてくる保護者などがそうです。「学校」対「保護者」という立場でいえば本来は味方のはずなんですが、なぜかむやみにPTAを敵対視する保護者は存在します。

解決方法

思うに、こういった状況は、資本主義の原則に則れば解決するんじゃないかと思います。具体的には、PTAに報酬を出すことです。

報酬を出すことで「やりたい人がやる」状況になります。そしてやる気がない人を排除もしくは強制することができます。他の保護者からの敵対視に関しては解決はしませんが、ある意味「お客さん」になるので立場が明確になり、対応がしやすくなると思います。すくなくとも「お前がやらないからやってやってんだよ」っていうモヤモヤした気持ちはなくなると思います。

原資はPTA会費でいいと思います。値上げすることになりますが、値上げすることで払うくらいならPTAをやりたい、というモチベーションにもなります。

報酬をもらうことで責任が増えるんじゃないかという声も聞こえてきそうですが、いまは責任だけがあって報酬がない歪な状況なので、そこを是正するだけです。責任は今のままで変えてはいけません。

もしくはアウトソーシングですね。PTA活動を請け負う会社もあるようなのでそういったプロにお願いするのも非常に良いソリューションだと思います。

#禁煙 と#早起き の共通点

禁煙のコツと早起きのコツには共通点があります。

禁煙が辛い理由

禁煙は辛いです。おそらく、タバコを吸ったことがない人には何が辛いのかわからないと思いますが、しばらく吸っていないとタバコのことばかり考えて落ち着かなくなります。食欲・性欲・睡眠欲のどれとも異なるんですが、何か別のところをくすぐられている感じになるんですね。それを抑えるためにはタバコを吸うしか無い、という状況です。

そして何が辛いかっていうと、それがずっと続くことです。

波があってちょっと我慢すれば落ち着くというものでもないです。そして、それが高じて最終的には

もうこんなに辛いなら吸ったほうがいいんじゃないか

と思い始めるんですね。

早起きが辛い理由

次に、早起きが辛い理由です。これは誰しもが経験あると思いますが、単純に眠いからです。そして、これもさほど異論はないと思うんですが、

こんなに眠いのは体が睡眠を欲しているからで、もうちょっと寝たほうが良いはずだ

って思いますよね。

コツ

私は早起きが得意な方です。断っておきますが、好きではないです。全く好きではないですが、得意です。イヤイヤながらですが、きっちり起きられます。

タバコも昔は吸っていましたが、過去に2度ほど年単位の禁煙を行い、現在はもう10年以上吸っていません。

どちらも同じ要領で乗り越えました。それは

気のせいにする

ことです。

共通点

タバコが吸いたい、もはや吸ったほうがいいんじゃないか→気のせいです。

まだ眠い、もうちょっと寝ないと健康に良くない→気のせいです。

「タバコが吸いたい→気のせい」について

タバコに関しては「タバコを吸いたいと思うのは気のせいだ」という主張に対してそれほど異論はないと思います。そして実際、脳が騙されているだけなので、気のせい以外の何者でもありません。大事なのは、「気のせい」だという事実を受け入れることです。タバコを吸い始める前、タバコを吸わなかったことで病気になったりしましたか?そんなことないですよね。なので「俺はいまニコチンに騙されているだけなんだ。そうはいくか」と抵抗するのです。

「もうちょっと寝ないとダメな気がする→気のせい」について

睡眠に関しては、実際に寝不足なケースがあります。なので忙しい時期など、ほんとうに寝ないとダメなこともあります。ただ今回は日常的な習慣としての話にしぼります。

寝起きは眠いです。ただそれは、体が欲しているわけではなく「さっきまで寝ていたから」っていうただそれだけの理由です。

だいたい、そこで二度寝したところで、二度寝に許された時間は5分かせいぜい10分ほどでしょう。そして考えてみてください。そこで5分〜10分二度寝したからといって身体的なダメージがどれほど変わるのでしょうか。それを気にするのであれば10分早く寝ればいい話ですが、寝る前は眠くないので「全然元気、行ける行ける」と思ってしまい、本来寝たほうが良い時間よりも平気で1時間とか遅くなります。

寝る時間は平気で1時間とか遅らせるくせに、起きる時間は5分や10分でも惜しんでしまうのです。それは、さっきまで寝ていたっていうだけの理由で「眠った方が良い」と勘違いしているだけなんです。

コツは「我慢する」ではなく「気持ちの置き場所を与える」こと

そうやって自分に言い聞かせることで、タバコや睡眠に対する欲望をコントロールすることができるはずです。特に禁煙に関しては、多くの人が挫折する理由は「我慢できなくなった」からです。しかしそこで、ただひたすら我慢するのではなく、モヤモヤした気持ちを自分なりに論理的に理解して、消化してしまうのです。そうすることでそれを考えなくて良くなります。納得した上で忘れることができるのです。

「タバコが吸いたい/もうちょっと寝たい」という気持ちを「ああ、これはあるメカニズムで自分にこういった影響を及ぼしているんだ。さて、それは本当に必要なことだろうか?いや、そんなことはない。気のせいだ。」という流れです。

 

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#終電 がなくなったら #残業 はエンドレスになるか

ニューヨークの地下鉄は24時間営業です。終電がありません。

便利だなと思う半面、JRや地下鉄が24時間営業になったら残業がエンドレスになる!のような主張を見かけるたびに思っているので書いてみます。

結論:不可能

結論からいうとならないです。ならないというか、エンドレス残業=24時間勤務なわけですから普通に考えてそもそも不可能ですよね。そんな状況は2〜3日か、長くても5営業日以内に破綻します。

「終電」は自分で仕事を区切れない人の言い訳

だいたいにおいて「終電」は「自分で仕事を区切れない人(管理者を含む)の言い訳」に使われているだけです。

「終電」を言い訳にした帰宅により、3時間程度の睡眠を確保することでギリギリ(アウト)のサステイナビリティを確保しているだけなので、それを確保できなくなれば、なんとか他の方法を考え出さざるを得なくなります。

終電まで残業をするのは仕事を終わらせるためではない

トム・デマルコか誰かが言ってましたが、ほとんどの残業は「タスクを終わらせるため」ではなく「タスクが終わらなかった時の言い訳のため」に行われます。実際に何時間働いたか、ではなく「ギリギリまでやった」っていう事実が必要なだけです。

「毎日〇〇までやりましたができませんでした」

の〇〇の部分が、「終電」から何か他のものになるだけです。

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少子化が加速する

なので、残業に関しては全く心配する必要はないんですが、そんなことよりも「終電・・なくなっちゃったね」が使えなくなくなったら、長い間に培われてきて広く浸透しているホテルに行くためのプロトコルが使えなくなってしまうことの方が深刻です。どうやって「ホテルへ行く」という合意形成を行えばいいのか、を考えなくてはならなくなりますね。

世界を英語化しようとしたら、一世代で完了できる

いまでもGoogle翻訳がかなり精度が上がっていて、それなりにコミュニケーションが取れてしまいます。

たとえちょっと雑な翻訳機であっても、一世代だけそれを徹底したら、それ以降の子どもは全員英語を話すようになりますよね。

なので、翻訳機が発達すればするほど、翻訳機自体の寿命は短くなるのかなと思います。